連結アカウントのクレジットを設定する非公開プレビュー
連結アカウントのクレジット規約を設定し、プラットフォームから支出に対して資金を追加する方法をご紹介します。
Credit API を使用して、連結アカウントのクレジット規約を管理します。クレジットを受ける対象となる連結アカウントを選択して、クレジット限度額と期間を設定し、連結アカウントが支出してそれをクレジット期間の終了時に返済できるようにすることができます。また、プラットフォームの Issuing アカウントから連結アカウントに対して、CreditPolicy
内の連結アカウントのクレジット規約で定められた金額まで自動的に資金を追加することもできます。
前提条件
プラットフォームを登録します。
ビジネスの詳細を追加して、本番環境利用の申請を行います。
プラットフォームプロフィールを完成させます。
ブランド設定をカスタマイズします。Connect アカウント登録では、ビジネス名、アイコン、ブランドカラーを追加する必要があります。
お客様のアカウントでは Issuing クレジットのベータが使用可能になっています。詳細については、Stripe アカウント代表者にお問い合わせください。
Connect の Custom アカウント作成ガイドを参照して準備します。
連結アカウントの `funding_credit` ケイパビリティをリクエストする
カードの発行に必要な card_
と transfers
ケイパビリティに加え、支払いカードプログラムの funding_
ケイパビリティを有効にする必要があります。funding_
ケイパビリティにより、プラットフォームの Issuing アカウントに支払いに対応する十分な残高がある限り、連結アカウントはそれぞれのクレジット限度額まで支払いを実行できるようになります。プラットフォームで新しい連結アカウントを作成する場合、必要な他のケイパビリティをリクエストするのと同じ方法で funding_
ケイパビリティを追加できます。プラットフォームの既存の連結アカウントでクレジットを利用できるようにする場合は、アカウント更新 API コールを使用して funding_
ケイパビリティをリクエストできます。
`funding_credit` ケイパビリティを有効にする
リクエストに応じて funding_
ケイパビリティが有効になります。その後、Stripe ではそのアカウント用に空の無効な CreditPolicy
を作成します。これにより、issuing_
Webhook イベントがトリガーされます。
CreditPolicy を有効にする
CreditPolicy
では、連結アカウントのクレジット限度額およびクレジット期間を定義します。
Gymbox の例で説明します。Barbell (ジム) で 1,000 USD のクレジット限度額を利用できるようにし、毎月 15 日に返済するように設定するものとします。Gymbox は次のコールを行って、Barbell の連結アカウントを設定します。
credit_
プロパティを設定して、締め日として任意の日 (1 日から 28 日) を指定できます。あるいは、31 と指定することで、月の日数に関係なく、締め日として月末の日を設定することもできます。
レスポンスの例
{ "livemode": true, "credit_limit_amount": 100000, "credit_limit_currency": "usd", "status": "active", "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "credit_period_ends_on_days": [15], "days_until_due": 0, "last_effective_attributes": { "effective_until": time_of_update, "credit_limit_amount": nil, "credit_period_interval": nil, "credit_period_interval_count": nil, "credit_period_ends_on_days": nil, "days_until_due": nil, "status": "active", }, "upcoming_attributes": nil }
上図のように、CreditPolicy
の更新と有効化を同時に行えます。また、フィールドを設定した後にポリシーを別途有効にすることもできます。
レスポンスの例
{ "livemode": true, "credit_limit_amount": 100000, "credit_limit_currency": "usd", "status": "active", "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "last_effective_attributes": { "effective_until": time_of_update_to_active, "credit_limit_amount": 100000, "credit_period_interval": "month", "credit_period_interval_count": 1, "days_until_due": 1, "status": "inactive", }, "upcoming_attributes": nil }
これらの各アクションにより、issuing_
Webhook イベントの別個のインスタンスがトリガーされます。
CreditPolicy
を有効にすると、プラットフォームの利用可能な支出額が、すべての連結アカウントのカードによる支出に適用されます。その際の上限は、連結アカウントに対して設定したクレジット限度額です。「これらのカードは、連結アカウントの Issuing 残高が不足した場合にのみ、プラットフォームの利用可能な支出額に反映されます。」
連結アカウントの Issuing 残高に利用可能な資金がなくなり、連結アカウントがクレジット限度額に達すると、Stripe は自動的にオーソリを拒否します。クレジット期間におけるアカウントの債務額を管理して監視できるように、Stripe は FundingObligation
を作成します。
クレジットポリシーのクレジット期間が upcoming_attributes ハッシュと effective_
のタイムスタンプを使用して導入されるときは、将来の日付を設定できます。
FundingObligation
を使用した連結アカウントの支出と未払い残高の追跡については、アカウントの債務を管理する方法をご覧ください。